A thousands wind 千の風になって | ドイツ留学の喜怒哀楽

A thousands wind 千の風になって

こちらを覗いてくれる人たちはほとんどもういないかと思いますが、2007年も終わり、という事で、私の一年を振り返ると共に、今まで支えてくださった人たちにお礼を言いたくて、こうして記事をアップする事にしました。



私事ですが、無事に博士号を受け取り、3年5ヶ月のドイツでの生活を終え、その後、生活拠点をスイス南部に移し、大学機関にて、糖尿病と脳とのシグナリングについて研究をしています。ドイツで始めた研究を応用させながら、新しい分野に携わる事が出来る事を嬉しく思っています。 今まで苦労と試練の連続の中でも、何とかそれを乗越えて、楽しく元気にここまでやってこれたのも、皆様の温かい励ましと応援、支えがあったからです。新しい環境へ移る度に、一時的な別れを経験していますが、皆様との素敵な出会いと愛情があったからこそ、今の私がある事を常に実感し、感謝しております。「一期一会」。一つ一つの偶然な出会いを大切にしたいと思っています。

時々、ふと立ち止まって考える事があるんです。私は多くの人たちに、色々な形で支えられているんだな、と。私の人生にそうやって関わってくれた一人ひとりがいなければ、私はこうしている事が出来ないくらい、小さな人間なんだな、と。こんな私に、ブログやホームページという媒体を通して、日々を綴る事に共感を持ってくださった方、励まされる、元気をもらう、と言って下さった方、素直に応援してくださった方、との出会い、は人生の宝物の一つです。そんな中、私が伝える事や気持ちは嘘の無い、情報でならなくてはいけないと思ったのでした。私の発する情報はマスメディア程の力は無いにしても、マスメディアの持つ力に翻弄されて、大切な事を忘れてしまう、、何が本物か見失ってしまう、その日本での状況を目にして、心を痛めたのも事実です。幸せと言うのは、ダイアモンドの大きさではなく、もっと身近にある側にある物だと思うのです。だから、私の経験に基づいて発する言葉が、日々の生活の中の原動力となる為には、すぐ傍にある本物の事と大切な物を忘れない積み重ねでなくてはいけないと思うのです。

私はいつも元気、と思われるのですが、ここまで来るにあたって、人生で本当に悲しい事もたくさん経験してきました。その中で、私にとって大切な人、2人が天国の星になった事は、年月が経った今でもどうして心の整理を付ければ良い事か分からずにいます。先日、2007年は心に響く音楽が評価された年だった、とニュースで読み、その中で「千の風になって」は一番売れた曲だと言うことで、聴いてみました。元々は150年程前に作者も分からないアメリカで書かれた12行の詩を訳したそうですが、こんな風に大切な人が守ってくれている、と思いたい、そして、同じ様に、天国の星になった大切な人を想う人たちが多くいるのだと知りました。


私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

あの大きな空を
吹きわたっています



そして、私が頑張っていけるのは、こうしてこの地球上にいる大切な人たちと天国からも守ってくれている力のお蔭です。感謝の気持ちを忘れず、そしてこの場をお借りして、ありがとう、と伝えさせてください。

相変わらず未熟な私ですが少しずつ向上していけるよう、努力する次第ですので、これからも変わらずご指導いただければ幸いです。重ね重ね、今まで温かく見守って支えてくださってありがとうございました。 一人ひとりの皆様にとって幸せと笑顔が溢れる新しき一年となりますように。

平成二十年元旦